魚喃キリコの死因は?結婚は?代表作・映画化作品まとめ

人物

漫画家・魚喃キリコ(なななん キリコ)さんが、

2024年12月25日に52歳でお亡くなりになりました(公表は2025年12月25日)。

この記事では、代表作、ご家族、死因についてなど、魚喃キリコさんの足跡をまとめました。

プロフィール 魚喃 キリコ(ななん きりこ)

魚喃さんの生年月日は1972年12月14日、新潟県西蒲原郡吉田町〈現・燕市〉のご出身です。

漫画を描き始めた5歳の頃から漫画家になりたかったそう。

その後、岡崎京子の漫画に影響を受け、中学生になり出版社に投稿を始めます。

そして、1993年、日本デザイン専門学校在学中に描いた『HOLE!!』(『ガロ』掲載)で

デビューを飾りました。

『HOLE!!』収録の単行本

代表作

以下、魚喃さんの主な代表作です。

■『Water.』(1996年、青林堂)

初期短編集。※1998年、マガジンハウスより再刊行


■『blue』(1997年、マガジンハウス)

女子高校生同士の関係を描いた青春群像。


■『南瓜とマヨネーズ』(1999年、宝島社)

大人の恋と生活のリアルをリアルに描いた恋愛漫画。


■『strawberry shortcakes』(2002年、祥伝社)

東京を舞台に4人の女性の人生と恋を描く群像劇。

恋愛漫画でありながらテンポが抑えられ、

余白と沈黙による心理描写が秀逸で、どの作品も大衆向けというよりは、アート寄りの作品です。

ご本人の体験などをベースにしているそうです。

バンド・パスピエの大胡田なつきさんとの対談で、

『blue』は私が高校生でマンガ家を目指しているときに、プロになったら絶対にこれを描こうって高校時代から思ってた話。

『音楽ナタリー』より

と語っています。

映画化された作品

先述の『blue』、『南瓜とマヨネーズ』、『strawberry shortcakes』は映画化もされています。

『blue』(2002年公開)

監督・安藤尋
主演・市川実日子、小西真奈美

ベーシスト・西村雄介さんのnote記事内に、

『blue』公開時の魚喃さんの動画インタビューが公開されています。

その中で、「映画化のお話しはほとんどお断りしていた」こと、

「キャスティングオーディションの審査に参加させてもらった」ことなどが語られています。

インタビュー動画より


また、魚喃さんは、音楽家・大友良英さん率いる「blueバンド」に参加し、

サウンドトラックの演奏も行っています。

下記の音源は、2003年、京都の西部講堂で演奏されたものです。

『ストロベリーショートケイクス』(2006年)

監督・矢崎仁司
主演・池脇千鶴

2006年に『strawberry shortcakes』が『ストロベリーショートケイクス』として映画化されました。

魚喃さんは、岩瀬 塔子(いわせ とうこ)という芸名でイラストレーター役として出演もしています。

『南瓜とマヨネーズ』(2017年)

監督・冨永昌敬
主演・臼田あさ美、太賀(現・仲野太賀)

まだ無名時代の仲野太賀さんが、ミュージシャンを目指す若者役で出演されています。

映画・『南瓜とマヨネーズ』より

結婚は?

結婚・配偶者についての明確な情報は公表されていません。

これまでの主要なプロフィール記事や訃報報道でも、家族構成(夫・子供など)についての

詳細な記述はありません。

あくまで個人的な推測ですが、

過去の発言や作品内容から独身でいらっしゃった可能性が高いと思われます。

少なくともお子様はいらっしゃらなかったのではないでしょうか。

死因

死因についても、公式情報として明確に発表されていません。

各報道でも「死因は公表されていない」「詳細不明」と記されており、

公式に死因が公開されているソースは現時点では存在しません。

訃報について発表が1年後になった理由は、「本人ならびにご遺族の意向によるもの」とされています。

また、葬儀は近親者で執り行われたと報じられています。

プライベートは明かさない主義だったようです。

まとめ

魚喃さんの漫画は、時代を感じさせないその作品性で、今なお多くの読者に影響を与え続けています。

映画化された作品は、原作の空気感を映像化することに成功し、

新たなファン層を生むことにもなりました。

これからも、魚喃作品に多くの人たちが触れ、その世界観に魅了されていくことになるでしょう。

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