2025年10月10日に急逝したビニールタッキーさん。
映画宣伝の魅力をユーモアと鋭い視点で伝え、
多くの映画ファンに愛された、ビニールタッキーさんの経歴や活動内容、
映画業界への影響をまとめます。
本名・出身などは非公開、匿名で走り抜けた活動

ビニールタッキーさんは、一貫して「匿名」で活動していました。
本名や生年月日、出身地、学歴などは公式には公表されていません。
一部で「42歳・静岡出身」という情報も出ていますが、これは確認が取れていない推測情報です。
“顔を出さず、名前も明かさず”、純粋に言葉だけで映画評論を展開していました。
こちらは『ジャガモンド斉藤の映画宣伝にアレコレつっこむラジオ』に
ゲスト出演された際の動画です。
顔出しはありませんが、ビニールタッキーさんの声を聴くことができます。
トリッキーなアイコンのイメージとは違い、穏やかで誠実そうな方という印象ですね。
映画“宣伝”に光を当てた稀有な存在
ビニールタッキーさんは、いわゆる「映画評論家」とは一線を画す存在でした。
彼が注目したのは映画そのものではなく、“映画をどう伝えるか”“どう広げるか”という 宣伝の現場。
宣伝施策・タイアップ・SNS戦略などを独自の視点で分析し、
「この映画宣伝がすごい!」と題した年間企画も行うなど、唯一無二の発信を続けてきました。
主な活動として、
■ブログ『第9惑星ビニル』
・・・映画宣伝の観察記を更新
https://planetvinyl.hatenablog.com/?utm_source=chatgpt.com
■『ビニールタッキーの映画話』※Spotify・Apple Podcastなどで配信
・・・「おもしろ映画宣伝ウォッチャー兼映画ファンのビニールタッキーがぼんやり話す映画の話」
と銘打ち、映画についてのトーク
■映画ナタリー連載「月刊おもしろ映画宣伝」
・・・毎月、映画宣伝企画・プロモーション施策を分析・紹介するコラムを掲載
https://natalie.mu/eiga
■映画イベントやトークセッションへの出演
などがあります。

特に映画宣伝の“裏側”に光を当てる姿勢は、配給会社・宣伝担当者からも一目置かれる存在でした。
また、雑誌『BRUTUS』でのインタビューでは、
「好きな監督のベスト作品は?」と言う質問に、
アントワン・フークア監督の『イコライザー2』。
好きな監督のイマイチだった作品は?と言う質問に、
ジョーダン・ピール監督の『アス』。
と答えています。
さすがマニアックな映画選ですね。
突然の訃報、映画界に衝撃走る
2025年10月10日に急逝されました。死因は明かされていません。
訃報は翌11日、妻が本人のX(旧Twitter)アカウントを通じて公表し、
多くのファンや映画関係者に衝撃が走りました。
https://x.com/vinyl_tackey/status/1976884872137634111

「見たい映画があると東京に行き、帰路に着く途中で倒れ、緊急搬送されたが帰らぬ人となった」
という報告から、突然の出来事だったことがうかがえます。
こちらは「ポニーキャニオン映画部公式X」のポストです。
この他にも、SNSでは「信じられない」「この人の発信で映画を見る楽しみが増えた」
という一般の方々からの声や、業界関係者からも多くの追悼コメントが寄せられました。
まとめ
映画だけではなく、「映画宣伝」にもスポットをあて、発信していたビニールタッキーさん。
彼の存在は、映画ファンや映画関係者に確かな影響を残しました。
ブログやコラムに残る映画評は、これからも、新旧問わず、
多くのファンが過去の記事を読み返すことでしょう。
彼が提供してくれた、唯一無二の映画の楽しみ方は永遠です。
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