2024年パリオリンピック男子400mハードル日本代表の豊田兼選手。
実力もさることながら、高身長、フランス人の父を持つハーフのイケメン、現役の慶応義塾大学生ということで、様々な方面からも注目を浴びています。
豊田選手のプロフィールや経歴など、詳しくお伝えいたします!
豊田兼選手 プロフィール
■名前:豊田 兼(とよだ けん)
■生年月日:2002年10月25日
■出身地:東京都
■身長:195㎝
■重量級:69kg
■大学:慶応義塾大学在籍(2024年7月現在)
陸上競技・ハードル走との出合い(小学校~中学校時代)
幼稚園や小学校で足が速いことをよく褒められていたこと、1学年上に勝てない先輩がいたことがきっかけで、小学5年生の時にスポーツクラブに入ります。種目は100mや走幅跳でした。
中学は私立の進学校でもある、中・高一貫の桐朋中学校へ入学します。
スポーツ推薦などはない学校ですので、豊田選手は、勉強もよくできた文武両道のお子さんだったんですね。
その桐朋中で、2年生の時に先生から勧められ、四種競技(男子は400m・110mH・走高跳・砲丸投の四種)を始めます。
豊田選手はここで初めてハードル走に出合いました。
ハードル走選手として(高校時代)
中学卒業後、そのまま桐朋高校へ進学します。
そして、数ある陸上種目の中で、ハードル走を選択します。
ここから本格的なハードル走選手としてのキャリアがスタートしました。
身長はまだそれほど高くなく、体も細かったそうですが、足の長さがハードル走には有利に働いたそうです。これはやはりフランス人のお父様ゆずりなのでしょう。まさにハードル走向きの体格だったということですね。
ハードル間も楽に走れると感じていたそうで、自ずと種目はハードル走に絞られました。
ハードル走には110mハードルと400mハードルの2種目がありますが、中学時代、400mが得意だったこともあり、高校から400mハードルに挑戦することを考えていたそうです。
1年生の時から早くも頭角を現し、2年生の時には身長190cmも超え、インターハイ都大会では、110mハードルで2位、400mハードルでは優勝を果たします。3年生の全国高校大会では110mハードル4位、400mハードル5位という成績を残しました。
目標はオリンピック選手(大学時代)
高校卒業後、慶応義塾大学に進学します。
「大学1年で(慶大競走部に)入部した時点で、自分が4年になる年にオリンピックがあると知っていたので、その時から狙っていました」
お父様の母国・フランスで開催されるということで、オリンピックは早い時期からの目標だったそうです。これがモチベーションとなり、豊田選手の成長を更に推し進めたのではないでしょうか。
大学時代の主な成績
■2021年(1年生時)
第37回U20日本陸上競技選手権大会 110mH(JH) 第3位
■2022年 (2年生時)
第91回日本学生陸上競技対校選手権大会 400m 第3位
■2023年 (3年生時)
2023日本学生陸上競技個人選手権大会 110mH 優勝
第92回日本学生陸上競技対校選手権大会 400mH 優勝
Yogibo アスレチックスチャレンジカップ2023 400mH 優勝
■2024年(4年生時)
第103回関東学生陸上競技対校選手権大会 400m 優勝
セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京 400mH 優勝
第108回日本陸上競技選手権大会 400mH 優勝
※自己記録
110mハードル 13秒29 (2023年 第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ)
400mハードル 47秒99 (2024年 第108回日本陸上競技選手権大会)
400m 45秒57 (2024年 第103回関東学生陸上対校選手権大会)
パリオリンピック出場へ
2024年6月28日、第108回日本陸上競技日本選手権で男子400mハードルに出場し優勝。
念願のパリオリンピックへの切符を手に入れました。
レース後のインタビューでは、
「47秒台がでるとは思っていなかったので、正直驚いた。(オリンピックでは)まずは決勝を狙って、47秒5台までタイムを縮めていきたい。」
と語りました。
優勝記録の47秒99は日本歴代3位の記録で、オリンピックでの決勝進出が期待されます。
まとめ
豊田選手の名前でもある”兼(けん)”という言葉には、「二つ以上のものをひとつにする」という意味があります。
“兼”という名前には、国と国を繋ぎ、世界の舞台で活躍したい思いも込められているそうです。
パリオリンピック、世界で戦う豊田兼選手に要注目です!!
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