永瀬貴規選手の強さの秘密はお母さん?!ご家族についてご紹介!

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2020年東京オリンピック(開催は2021年)で柔道男子81キロ級の金メダルを獲得し、2024年パリオリンピックへの出場も決めた永瀬貴規選手。オリンピックへは3大会連続の出場となります。

東京オリンピックに引き続きのオリンピック2連覇に注目が集まっています。
そんな永瀬選手はどのような環境で柔道と向き合い、世界一の強さを獲得したのでしょう。
プロフィール・戦績の紹介と共に、その強さの秘密を探ります!

永瀬貴規選手 プロフィール

「日本柔道連盟」より

■名前:永瀬 貴規(ながせ たかのり)
■生年月日:1993年10月14日
■出身地:長崎県長崎市
■身長:181cm
■重量級:81kg
■階級:男子81kg級
■段位:五段
■所属:旭化成

主な戦績

■小学生時代(長崎大学教育学部附属小学校)
・全国小学生学年別柔道大会・・40kg級 第5位(5年生時)
・全国小学生学年別柔道大会・・45kg級 第16位(6年生時)
■中学校時代(長崎大学教育学部附属中学校)
・全国中学校柔道大会・・66kg級 第5位(3年生時)
■高校時代(長崎日大高校)
・高校選手権・・81kg級 優勝(1年生時)
・インターハイ・・81kg級 第5位(2年生時)
・インターハイ・・81kg級 優勝(3年生時)
・エクサンプロヴァンスジュニア国際・・81kg級 優勝(3年生時)

■大学時代(筑波大学)
・全日本ジュニア、アジアジュニア・・81kg級 優勝(1年生時)
・グランドスラム・東京・・81kg級 金メダル(2年生時)
・グランドスラム・東京・・81kg級 金メダル(3年生時)
・グランドスラム・東京・・81kg級 銅メダル(4年生時)
・全日本選抜柔道体重別選手権大会81kg級 優勝(3年・4年生時連覇)

■旭化成時代
・全日本選抜柔道体重別選手権大会81kg級 優勝(2016年)
→2016年リオデジャネイロオリンピック代表に選出
2016年リオデジャネイロオリンピック81kg級 銅メダル
2020年(2021年開催)東京オリンピック81kg級 金メダル
・グランドスラム・アンタルヤ・・81kg級 金メダル(2024年)

世界一選手はどうやって育てられた?

オリンピック3大会連続出場を決めた永瀬選手。
生まれ持った身体能力だけでは中々打ち立てることのできない記録です。
永瀬選手はどのような家庭環境の中で育ったのでしょう。

家族構成

永瀬選手は、父・政司さん、母・小由利さん、姉、兄・諒(りょう)さんの5人家族です。

政司さんは国家公務員の転勤族だったそうです。その都合で、実家は官舎で部屋は広くなく、子供部屋もなかったとのこと。
常に家族が近くにいる状況だったということもあり、みんな仲が良く、両親に対しての反抗期や兄弟げんかなどもなかったそうです。
永瀬選手は、のびのびと素直に育ったんでしょうね。

柔道を始めたきっかけ

永瀬選手は当初、ソフトボールがやりたかったそうです。しかし、休日の親の対応が大変だと聞き、小由利さんが断念したところ、親族から柔道を勧められ、兄・諒さんと6歳から柔道を始めることになります。ただ、この時点では親子ともども、柔道には全く興味はなかったそうです。

ところが、永瀬選手は早々に才能を開花させ柔道にのめり込みます。自分の試合が終わったあとも、残って上級生の試合を見ていたそう。やはり元々の資質があったんですね。柔道という競技には出合うべくして出合ったと言えるのではないでしょうか。

支え続けた母・小由利さん

左:母・小由利さん 右:永瀬選手(「西日本新聞」より)

教育方針のひとつとして、小由利さんが決めていたことがありました。
それは、“柔道の試合後には絶対叱らない”というものでした。
当時の柔道界は特に指導が厳しく、試合後などに親が子供を叱る場面がよくあったそうです。
「本当は悔しくて悔しくてたまらないけど、負けるのは本人。一番、悔しいだろうし、言葉もかけなかった」と小由利さんはある取材で語っています。

永瀬選手の通う中学では柔道部がなく、小由利さんが高校に掛け合い、出稽古に出向いていました。車で往復80分の道のりを送迎していたとのこと。人見知りの永瀬選手に代わり、柔道への道を後押ししました。

長崎日大高に進学してからも週2回の夜間練習は迎えに行き、体づくりのために、「カスピ海ヨーグルト」を毎朝永野選手に食べさせていたそうです。
夕食も、白米2合を食べる大食漢の永野選手でも満足する量の食事を毎日準備していました。

小由利さんは、高校入学以降に増えた国内外への遠征にも、すべてについていったそうです
永瀬選手も最初は嫌がっていたそうですが、「最後はあきらめたと思う。」と小由利さんは語っています。
どこの会場でも声援を送る小由利さんの思いが、永瀬選手にも伝わっていたのではないでしょうか。

小学校は学力の必要な国立の小学校(長崎大学教育学部附属小学校)に通っていたこともあり、高校時代は柔道に没頭しつつ、きっちりと勉学にも励み、文武両道を貫きました。
その甲斐もあり、高校入学当初から親子で志望していた筑波大学からも声がかかります
学費面の条件などは、他に誘いの合った私立大学の方がよかったそうですが、最終的には永瀬選手に行きたい大学を選ばせ、筑波大学への進学となりました。

まとめ

永瀬選手は、とても愛に溢れたご家庭の中で過ごされ、だからこそ、柔道へも真っすぐ向き合い、素晴らしい結果を残されて来たのでしょうね。

パリオリンピックでの連覇にも注目が集まっていますが、
オリンピック本番では永瀬選手のすべてを出し切っていただきたいです!
楽しみにしています!

※追記
金メダルおめでとうございます!!

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