2024年9月6日、自民党総裁選への出馬を正式表明し、記者会見を行った小泉進次郎元環境相に対し、
「小泉さんが首相になってG7に出席されたら、知的レベルの低さで恥をかくのではないか」という発言をし、にわかに注目を集めたジャーナリスト・田中龍作(たなか りゅうさく)氏。
田中氏の経歴や活動をまとめて紹介します。
田中龍作 経歴・活動について
田中氏の年齢や学歴等、一切のプロフィールは公になっていないようです。
フリージャーナリストとして、主に、海外の紛争地域や国内の貧困層などの取材及び執筆活動をしています。
自身のプロフィールには、「名もなき人々の視点から」という言葉が綴られており、弱者の立場に立った活動であることが窺えます。
政治的なスタンスや支持政党などは明確にはしていないようですが、その活動や発言内容から、反・自民党、反・保守の、リベラルな思想を持ったジャーナリストであることは明らかです。
SNSでの発信
田中氏は、自身のHP「田中龍作ジャーナル」、「note」、「X」などを活用し、様々な角度から社会がかかえる問題や事件を記事にし、発信しています。かなり骨太な内容です。
◇田中龍作ジャーナル
◇田中龍作 note
ちなみに、話題になった小泉氏への「知的レベル発言」について、
騒動後、自身の見解をXへ投稿しています。
あの発言はかなり意識的なものだったということが分かります。
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受賞歴
2012年に、『貧困ジャーナリズム賞』を受賞しています。
この『貧困ジャーナリズム賞』とは、「貧困」に関する報道の分野でめざましい活躍をみせ、世間の理解を促すことに貢献したジャーナリストを顕彰する賞です。
日本社会が抱える貧困の問題において、隠されていた真実を白日の下にさらしたスクープ報道、綿密な取材で社会構造の欠陥や政策の不備を訴えた調査報道、地道な努力で問題を訴え続けた継続報道などが対象となります。
一般社団法人反貧困ネットワークが毎年贈呈しています。
こちらの写真は、2012年に受賞したジャーナリストたちによるシンポジウムの模様です。
左から2番目が田中氏です。
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まとめ
それが意図的なものであったにせよ、小泉氏への発言は、個人的にはもう少し言いようがあったのではないかと思います。私は小泉氏への特別な思いはありませんが、それでもやはり不快感を禁じ得ませんでした。
ただ、注目を集め、小泉氏の出馬(あるいは自民党総裁選全般)について考える機会を多くの人に与えたという意味では、ある種の価値はあったのかも知れません。
今回は、世間の「あいつは誰だ?」という声に応える形で、田中氏を取り上げました。
ジャーナリストとして、一歩も二歩も突っ込んだ今後の活動に注目しましょう。
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