芸人インタレスティングたけしさんは、2022年7月放送の『水曜日のダウンタウン』に出演後、
彼の「吃音」がフォーカスされ、それについて大きな波紋を呼びこととなりました。
今回は、インタレスティングたけしさんのプロフィール、騒動の内容などをまとめてみました。
インタレスティングたけし プロフィール

■芸名:インタレスティングたけし
■本名:高野 健(たかの たけし)
■生年月日:1979年9月26日
■出身地:富山県
■身長:159㎝
■血液型:B型
■最終学歴:千葉県立印旛高校(現:千葉県立印旛明誠高校)中退
■趣味:釣り
■特技:ギター
■デビュー:2005年
芸人になったきっかけ
中学生の頃は、ラジオ番組(文化放送「斉藤一美のとんカツワイド」)へネタを送る、
いわゆるハガキ職人をやっていました。
その後、高校中退後は、音楽の道を目指し活動を始めます。
デパート清掃員として働いていた20代半ばのある日、上司へ報告する際に、緊張もあり、
「吃音」がいつもより強い症状が出てしまいます。
そして、その上司に、「そのしゃべり方、面白いよ。清掃員より、
お笑いの方が向いてるんじゃないの」と言われ、音楽ではなく、お笑いの道を目指そうと決意します。
最近のインタビューでは、「冗談のつもりだったんでしょうが、僕は本気にしてしまった」
とご本人は語っています。
そして、2005年、お笑い芸人としてデビューします。
芸名の「インタレスティング」という言葉は、中学時代になかなか覚えられなかった
「interesting(面白い)」という英単語から採ったそうです。
『水曜日のダウンタウン』騒動
インタレスティングたけしさんは、2022年7月6日放送『水曜日のダウンタウン』に出演します。
内容は、お世話になっている、先輩芸人のチャンス大城さんが仕掛け人のドッキリ企画だったのですが、
その中で、チャンス大城さんに説教をされる、インタレスティングたけしさんの“吃音”に
視聴者からの様々な声が集まりました。
吃音とは、一般に「どもり」(現在は差別用語)と呼ばれている「発言障害」のひとつです。
この放送を受け、障害を笑いにしたという理由で、NPO法人「日本吃音協会」が
番組に対する抗議をし、波紋が広がります。
そして各方面でも様々な議論がなされることとなりました。
『水曜日のダウンタウン』への再出演
騒動から約1年半後の、2024年2月14日に放送された『水曜日のダウンタウン』に
インタレスティングたけしさんが再出演しました。
内容は、今度は逆にチャンス大城さんに、インタレスティングたけしさんがドッキリを
仕掛けるというものです。
インタレスティングたけしさんが「芸人を辞めたい」とチャンス大城さんに持ち掛けます。
その理由として、前回出演した際に起こった騒動により、テレビに出る機会も減り、自分で笑ってくれ
る人がいなくなってしまったというものでした。
もちろん芸人を辞めたいというのは、チャンス大城さんを騙すための嘘なのですが、
前回の放送後の賛否の声にインタレスティングたけしさん自身が戸惑っている姿はリアルな姿で、
番組を視聴していた私も少し胸が締め付けられる思いがしました。
VTRを観たスタジオゲストからも以下のようなコメントが述べられました。
■フットボールアワー後藤
「お笑いは受ければそれが正解」
■ホラン千秋
「吃音とどう向き合うかは個人の決断。インタレスティングたけしさんの選択や活躍を
奪ってはいけない」
■伊集院光
「(自身の兄が吃音であることに触れ)吃音をネタにしたものでも、細かいことを抜きに、
もう笑うしかないくらい面白いものをインタレスティングたけしさんが作ってくれたら嬉しい」
まとめ
今回の件に限らず、“お笑い”というものは、とてもセンシティブでデリケートな部分を
はらんでいます。
インタレスティングたけしさんが再出演した『水曜日のダウンタウン』はお笑いというものへのテーゼ
として、非常に興味深い内容でした。
これを機に、インタレスティングたけしさんが新しい笑いの形で活躍してもらえたら嬉しいですね。
またひとつ違った世界が広がって行くかも知れません。
インタレスティングたけしさんのこれからの活動が楽しみです!
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