#MeToo運動とは?いつから始まった?日本では?その歴史を紹介

社会

今、世間を賑わせている、ダウン・タウン 松本人志氏の性加害疑惑報道。
そんな中、あらためて「#MeToo運動」に注目が集まっています。

#MeToo運動はいつから始まったのか?
そもそもMeTooって何?歴史は?日本では?

そんな疑問に答えます。

歴史

いつから始まった?

2006年、アメリカの市民活動家タラナ・バークが、性虐待を受ける少女から相談されたことをきっかけに、性暴力被害者支援の草の根活動のスローガンとして、『MeToo』という言葉を掲げ起こした活動が始まりです。

世界への波紋

運動の拡がりは、2017年、アメリカの映画プロデューサー・ハーヴェイ・ワインスタインによるセクシャルハラスメントをニューヨーク・タイムズが告発したことから端を発します。

その後、同様の被害を受けた告発者が続々と名乗りをあげ、後にワインスタイン効果と呼ばれるほどの反響を見せ、世界中へ波及していきました。

Twitterでの呼びかけ 「#MeToo」

そんな中、同年2017年に、アメリカの女優・アリッサ・ミラノが同様の被害を受けたことのある女性たちに向けて“Me too”と声を上げるようTwitterで呼びかけます。

“#”(ハッシュタグ)を表記した、「#MeToo」から、「#MeToo運動」として短期間のうちに大きなムーブメントとなりました。

実は当時、アリッサ・ミラノは、「MeToo」という言葉をタラナ・バークが掲げ活動していたことを知らず、Twitterでの呼びかけの後、タラナ・バークへ連絡を取り、協力関係を築いています。
タラナ・バークは、この「MeToo」というスローガンが、自身でも予想もしていなかった社会現象となっていくことに「恐怖を感じた」とも証言しています。

日本での拡がり

2017年、フリージャーナリストの伊藤詩織氏が、元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏から受けた準強姦被害を告発しました。同年にその詳細を綴った著書を出版したことを機に、日本国内でも#MeToo運動の名が知れ渡るようになりました。

その後、過去、著名人(映画監督、カメラマン、俳優等)から被害を受けた方達からの告発が続々と上がり、海外に倣い、実際にTwitter(当時)で#MeTooを呼びかける声も拡がりました。

まとめ

#MeToo運動はSNSを駆使した現代ならではのデモ運動です。

「私もそうです」という言葉は、自分ひとりではないんだという安心感と心強さを持っています。
今までは声をあげるには大変な勇気が必要だった「性被害の告白」という行動の敷居を低くしたという功績は大きいのではないでしょうか。

このような活動を機に、いつの日か弱者も強者ない世界が訪れることを願いたいですね。

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