2025年8月22日、京都の老舗扇子店「大西常商店」の四代目女将、
大西里枝さん(享年35)急逝の報道に、SNSは悲しみと驚きに包まれました。
立命館大卒の才女が歩んだ学歴、家族、そして伝統と革新をつないだ生涯を詳しく解説します。
立命館大学出身の才女――NTTから老舗への華麗なる分岐点

大西さんは1990年京都生まれ。2012年に立命館大学政策科学部を卒業し、
NTT西日本に就職。熊本・福岡・京都でフレッツ光などの営業に従事しました。
その後、会社同僚と結婚。里帰り出産を機に、2016年にNTTを退職し、
家業である大西常商店に入る道を選びます。
旦那さんは婿入りという形になりました。
伝統的な「アナログ体制」をデジタル化。スマホ在庫管理、業務メール導入に着手し、
ルームフレグランス「かざ」など新商品も開発。
まさに老舗に新しい風を吹き込んだお手本のようですね。
大学で政策学を学ばれたことが関係してるのかも知れません。
ご家族について

京町家と家業を守る覚悟――「父の姿」に後押しされた決意
大西さんのご両親は、築150年の京町家の大規模修繕に際して、
建物の中心となる4本の柱と大黒柱だけを残し、
それ以外を建て直すという大胆なリノベーションを行いました。
そのための資金捻出のため、かつて愛用していた外車を手放し、
中古の業務用バンに乗り換えるなど、相当の覚悟と犠牲を払われたそうです。
実際に、父親が高校生の大西さんに「保有している株をすべて売却したい」
と語っていた姿を、大西さんは今でも鮮明に覚えていると語っています。
「ご先祖様がせっかく残してくれたものだから、長く保存していきたい」
というご両親の信念は、大西さんが家業を継ぐきっかけになりました。
「継がなければ店をたたもう」と語る母の覚悟
大西さんが家業を継ぐことに迷いがあった心情を後押ししたのが、
「継がないなら店を閉める」というご両親の覚悟だったといいます。
母親は「自由に好きな道を歩ませたい」と考えており、
当初は女の子である里枝さんを「いずれ嫁に出すつもりで育てていた」と述懐しています。
しかし結果として、夫が婿入りする形になり、
家業を任される存在となった大西さんを受け入れる選択に転じたそうです。
“家族”が導いた運命――夫と子、そして老舗の未来
大西さんは、同じNTT西日本で勤務をしていた大西裕太さんとご結婚し、2016年に退職されます。
第一子を授かり、里帰り出産のために京都へ戻ったことが、
家業を継ぐことへのきっかけとなります。
裕太さんは婿入りし、ご自身は2023年7月1日に正式に代表取締役社長に就任。
老舗の未来への舵を取る存在として注目を集めることとなりました。
お子さんは、2016年に産まれた男の子がお一人いらっしゃいます。

伝統×ユーモア――“いけず女将”としての新たな文化発信
社長へ就任後は、「扇子屋女将」として京都の年中行事や和装を発信していきます。
和服姿での街歩きや京都の“ガチ年中行事”に取り組む様子がファンに愛され、
京都らしいユーモアを活かした“表面は建前、裏面に本音が見えるステッカー”が大ヒット。
京都の“いけず”文化をわかりやすく広め、ギャップのある“変顔”も話題になりました。

また、大西さん発案の、清水焼の器+扇子骨による『ルームフレグランス かざ』も、
伝統と現代の融合商品“新しい京土産”として注目されました。

まとめ
大西さんは、立命館卒、元NTT社員というキャリアを経て、
伝統と革新を融合した“現代の女将像”を自らの手で描きました。
大西さんの遺したものは、京都を代表する文化として、
これからも多くの人の生活に根付いていくものになるでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
コメント