酒に酔った状態の部下の女性に性的暴行をしたとして、準強制性交の罪に問われている、元大阪地検検事正で弁護士の北川健太郎被告の初公判が、2024年10月25日大阪地裁で開かれました。
元大阪地検トップが犯した性犯罪。多くの注目を集めています。
加害者である北川健太郎被告のプロフィール・経歴、また犯罪の詳細を簡潔にお伝えします。
北川健太郎(きたがわ けんたろう)
■名前:北川健太郎(きたがわ けんたろう)
■生年月日:1959年9月14日
■出身地:石川県
■最終学歴:金沢大学法文学部卒業
■職業:弁護士(逮捕時)
大学卒業後の経歴は以下の通りになります。
〇1982年/旧司法試験合格
〇1985年/最高裁判所司法研修所修了、検察官任官
〇1985年4月/東京地方検察庁検事
〇1995年3月/在中国日本国大使館一等書記官(外務省出向)
〇2009年10月/大阪地方検察庁刑事部長
〇2011年/大阪高等検察庁刑事部長
〇2012年8月/那覇地方検察庁検事正
〇2013年/最高検察庁検事
〇2014年1月/大阪地方検察庁次席検事
〇2015年12月/大阪高等検察庁次席検事兼法務総合研究所大阪支所
〇2017年/最高検察庁監察指導部長・刑事部長
〇2018年2月~2019年11月/大阪地方検察庁検事正
〇2019年11月/退官
〇2020年/大阪弁護士会に弁護士登録 弁護士法人中央総合法律事務所オブカウンセル、ロイヤルホテル監査役、NCホールディングス取締役(監査等委員)、徳島市専門委員
〇2023年/国立大学法人神戸大学理事(非常勤)
部下の女性検事への性加害は、2018年の大阪地方検察庁検事正に身を置いていた時期になります。
検事のトップが犯罪を犯したということになります。
いったい何を信じればいいんだという話しです。
北川被告は、世間を騒がせた森友学園に絡む財務省の公文書改ざん事件の捜査を指揮し、2018年5月に佐川宣寿前国税庁長官ら財務省幹部全員を不起訴にしています。
この判断も、今となっては「そういうことか」感がありますね。
真実は分かりませんが、権力という魔法の杖があるように思えてしまします。
2018年の性的暴行
2018年9月、北川被告の検事正就任を祝う懇親会が開かれます。ここに今回の被害者である女性検事も参加しますが、4時間半ほど開かれた会の中で、女性検事はお酒で酩酊状態になってしまいます。
解散となったところで、同僚がタクシーをつかまえ、女性を乗せようとしたところ、北川被告が半ば強引に同乗し、二人のみで帰路に就きます。
その後、北川被告の住む官舎へタクシーは向かい、女性検事は北川被告の部屋で性的暴行を受けることとなります。
下記は被害者である女性検事の記者会見の模様です。
北川被告のひどい犯行内容が赤裸々に語られています。
女性検事には旦那さん、お子さんがいらっしゃいます。
生活を壊され、6年間本当につらい思いをされて毎日を過ごされて来たようです。
検事トップから受けた被害ということで、相談すら誰にも出来なかったと語られています。
この女性検事は、犯行当時、性犯罪事件を担当しており、泣き寝入りを余儀なくされた性被害者の方々の為にも、自ら声をあげることを選んだそうです。
途中、性犯罪を受けた方にはつらくなる描写が出てきますが、問題のない方は、是非、彼女の訴えを聞いていただきたいです。
まとめ
北川被告は、初公判で「争うことはしません」と起訴内容を認めました。
検事というポジションを利用した犯行のようにも思えてしまいます。
余罪の可能性もあるのではないでしょうか?
表ざたになっていない性犯罪の事例は、まだまだ世の中に存在しているはずです。
この事件をきっかけに、今後、少しでも救われる人たちが増えることを祈るばかりです。
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